【新刊のお知らせ】神仙桃娘 第2巻

第2巻の特典情報(紙の単行本で2種、電子で1種ございます)

『神仙桃娘 宮廷の贄』第2巻

発売日: 2026年3月24日
収録:第6話~第9話

特典3種
  1. アニメイトさま:描きおろし 複製ミニ色紙
  2. メロンブックス/フロマージュコミックスさま:描き下ろし イラストカード
  3. 電子特典:描きおろし カラーイラスト

※書店さんの特典に関しましては数量限定・なくなり次第終了です。お求めの方は是非ご予約ください! オンラインと実店舗で在庫が異なることもあるかと思いますので、お問い合わせは各書店さんへお願いいたします。


第1巻の発売から1年近く経ってしまい恐縮ですが、ようやく第2巻をお届けできます。扎熱と子晶が心身ともに惹かれ合い距離を縮めていく、そして心揺れる様子をこの第2巻でご堪能いただければ幸いです!

そして是非、レビューやSNS等で神仙桃娘を応援していただけると嬉しいです! 一言二言でも十分ですし、★の数だけでレビューできるところもあるようなのでお気軽に!(PRではない本物の読者の声に勝るものはないのです……!)

出版不況の今、こうして続刊を出させていただくことは決して当たり前ではなく、第2巻を紙と電子両方で出させていただけることには感謝のきもちでいっぱいです(私の仕事が遅れ、関係者さま方にご迷惑をおかけしたことに対する申し訳なさでもいっぱいです……)
第3巻はどうなるのだろうと思いつつ、私は自分にできることを、扎熱と子晶の物語を大事に描いていけたらいいなと思います!

 

単行本修正について

単行本修正として、Asuka掲載時よりデッサンや表情などをできるかぎり向上させております。お手元に掲載誌ASUKAもお持ちの方は是非見比べてみてください。時間に限りがあったものの、特に第6話の作画が崩れ気味だったので多く修正しております。キャラの顔貌や表情の細かい機微がより伝わるようになっている…はず……!

我ながら同じ作家が描いたとは思えないというか、人って疲れるとこんなに絵が崩れるんだなあ、どうして描いているときに気付けないんだろうと震えながら直しました。〆切当時のスケジュールを見直したところ、どうやら前回の単行本2冊同時発売の作業時期と完全に被っていたようなので納得といえば納得なのですが……。

こういった作画向上の他、青桃娘・春燕の髪のトーンが初登場時(第7話)にやや濃すぎたので、薄く調整した第8話に合わせる形で修正しています。こういう時にデジタルは便利ですね。サッとトーンを置き換えるだけで完了するので。

 

カバーイラストについて

今回のカバーイラストは、瑞々しい桃や蓮の浮かぶ水辺で扎熱&子晶が舟遊びしているシチュエーションです。第1巻は桃花咲き乱れる春でしたので、第2巻では季節が進み爽やかな夏となっております。

『神仙桃娘 宮廷の贄』第2巻カバーイラストのラフ。これとは顔の向きが異なるパターンもありました。

 

「水辺で戯れるふたり」は前々から描きたくて、ずっと頭に案がありました。

時遡り第7話の頃。
第7話は長尺のため前後に分け掲載させていただいたのですが、雑誌掲載時だけのこととはいえ後編にも扉絵があった方がいいかなと思い扉絵ラフを4パターン用意していました。どれも夏を感じる水辺のシチュエーション。しかし結局、扉絵を描く時間の捻出すら難しくラフ止まりでお蔵入りに……。

そして第8~9話の頃。
私はネーム作業中に心のスタミナが切れそうになると1枚絵のラフを描いて作品へのモチベーションを保つようにしており、第8~9話のネーム中にも10パターンほど描きました(単行本第2巻のカバー案にもなるように。ひとつは第9話の扉絵に採用しました)
そのラフの中に何点か第7話でお蔵入りになった夏のイメージを継承したものがあり、それらを合体させて、第2巻カバーイラストへと発展させたということです。担当さんにビデオ通話で液タブの画面をお見せしながら、あれこれ話し合い構図やポージングを調整して決めました。

ダーク要素のある作品にしてはだいぶ爽やかな雰囲気になりましたが、扎熱と子晶はきっと日中このように過ごしていることでしょう。取り巻く環境とは裏腹に純な雰囲気がこのふたりの魅力だと思うので、皆さまにも気に入っていただけましたら幸いです!

ちなみに蓮の花は、作中(第7話)にもさりげなく背景で咲いております。こうして描くまで知らなかったのですが、蓮って花も葉もめちゃくちゃ大きい! 花は20~30cm、葉は30~50cmだそうです。傍によると小さな妖精の気分を味わえそう。
花は早朝から昼前までの数時間、それも数日しか咲かないという儚さ。ということは、このカバーイラストのシチュエーションは、宮廷内の蓮の花が咲いたから前日までに子晶が扎熱を誘い、翌朝起きてすぐ用意してもらった舟に乗ってふたりで花見している…ということになりますね(このやりとりだけで1話描きたい……)